彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)





「あはははは!冗談だよ!」




あせる私を見ながら、意地悪そうに瑞希お兄ちゃんは言う。




「凛が可愛かったから、からかっただけだよ。」

「かわ・・・!?」

「お前の方が、俺より可愛い系の顔だからな~!殻つき卵?」


(あ・・・・根に持ってる・・・・)





さっきのやり取りを思い出す。

今の様子から考え、今後も彼への可愛い発言は口にしない方がいいわね。



(心の中では連発するけどねー♪)




〔★セーフと言えば、セーフである★〕




「まぁいい。中で飯にしようぜ?腹減っただろう?」

「そうですね、お腹も―――――――あれ?」




お腹もすいたということで、お腹へ視線を下ろして気づいた。




「特攻服は!?」




着ていたはずの白い上着が、デニムのジャケットに代わっている。

それに瑞希お兄ちゃんは言った。





「ああ。目立つから、凛が寝てから着替えさせた。」


「きがっ!!?」


(着替えさせたぁぁぁぁ!?)




待って、待って!それマズいでしょう!?





慌てて、特攻服の下に来ていた服を確かめる。

特攻服に着替えた時のままで代わってはいない。



「み、みみみみ、見ました!?」

「はあ?なにが?」

「だ、だから!僕を着替えさせるって、なんで!?」

「はあ??だから、トラックの中じゃまだ隠れてっけど、こうやって降りた時に特攻服を見られたらまずいだろう?俺らも着替えてるし。」

「え!?あ!?本当だ!上だけ着替えてる!?」

「ズボンに字が入ってる烈司と皇助は全部着替えたけど、俺と伊織とモニカはそのまんまだ。凛も、脱がせてねぇだろう?」


「あああああ!?本当だ、セーフっ!!」





(特攻服のズボンに、文字が入ってなくて――――――――――!!)




「どうした凛?なんか問題でもあったか?」

「い、いいえ!ないです、ないです!大丈夫ですっ!」



ありがとう、制作サイド!

モニカちゃん!




〔★凛はモニカに感謝した★〕