彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)





「だよな~凛?」

「は、はい!おおせのままに~!」



うりゃうりゃと、私を腕で引き寄せ、ほっぺを指でつつきながら言う大好きな人。




(あーん、幸せ!)




この密着タイムが、ずっと続けばいいのに~


そんな思いで、まわされた腕に両手を添える。

瑞希お兄ちゃんのいい香りと、触り心地の良い身体♪

フワフワ気分で、くっつていたけど~




バンバン!


「ちょっとー!こっちを忘れてなーい!?」

「凛たーん、みーずき!」

「まったく、なんで俺まで荷台の方へ・・・・」

「わははははははは!」


「「あ。」」




後ろの荷台から音と声がする。

しまった、忘れるところだった!

忘れてもよかったけど・・・・




「うるせーぞ、オメーら!静かに隠れてろ!」

「隠れてろじゃないわよ、みーちゃん!凛ちゃんとツーショットしちゃって~キィー!!」

「てな感じで、モニカちゃんがお怒りだぜ~?」

「モニカだけではない。副総長の俺まで、荷台に乗せることはなかろう。」

「わははははは!サツ共の頑張りっぷり、笑えたぜ~!俺ら、とっくの昔に逃亡したってんのによぉ~!」


「正しくは、逃亡中ですよ。百鬼さん?」




声をかけてきたのは、残りの龍星軍メンバーだった。



「いくら、定員オーバーだからって、あたしと凛ちゃんをそっちへ乗せてくれればいいじゃない!」

「先代総長として、後継者を保護すんのは当然の義務だ。」

「別に、凛道1人だけでもよかっただろう。どこまでブラコンだ?」

「先代総長として、後継者を保護すんのは当然の義務だ。」

「おいコラ、瑞希!凛助を1でできる子にする前に、オメーが独り立ちしやがれ!」

「先代総長として、後継者を保護すんのは当然の義務だ。」

「瑞希、リピートばっかだな~?おーい、諦めようぜ、みんな。凛たんのことは、瑞希の好きにさせてやれ。」

「さすが相棒!わかってんじゃん~!?」


「「「おいっ!?」」」

「自分の気に入る答えなら、返事をするのか・・・・!」



これには、フォローした烈司さんも、モニカちゃんと百鬼と一緒に突っこむ。

割り切った獅子島さんは、さっさと荷台へと乗り込む。

それに気づいたおっちゃんが、声をかける。