彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)





「・・・・そんなに頼りなさそうに見えますか?」

「悪い方に受け取るな、ばか!息子が、オメーぐれーの年頃ってだけだ。つまり、親心だ。」

「親心・・・」

「だからこそ、オメーを助けてやらねぇーと、いけねぇーと思ってな。」

「おっちゃん・・・」



あの時。


凛道蓮と、山道で呼ばれた時。

目の前にいたのは、道いっぱいをしめていた1台の車。

大型のトラック。

その運転席から、包帯のまかれた顔を出しながら、自分の名前を呼んでいたのが、目の前にいるおっちゃんだった。



「兄ちゃんが走り去った後、パーキングにいた他の仲間会社と警察呼んでくれてな~けど、呼んだ警察がよくなかった。俺への事情聴取もそこそこに、暴走族を追っかけて行きやがったからな~」

「それは・・・そうでしょうね。」




〔★納得できないが、納得した★〕




「おまけに、運ばれた病院に、怪我した族のガキ共が運ばれてきて・・・・知り合いの看護師に効けば、龍星軍のガキがやったとか言うからよぉ~俺はあの天然無自覚な兄ちゃんが、また巻き込まれたんじゃねぇかと思ってな・・・・」

「それは・・・・あってますね。」




〔★今度はしっかり納得した★〕




「そんでトラック飛ばして、兄ちゃんが行った方向へ車は知らせれば、1台が5倍の数に増えててよぉ~敵に囲まれたわけじゃなかったから、無事でよかったぜ。」

「す、すみません!」




おっちゃんは、私と別れた後、病院で私のことを聞いてから、ずっと探していてくれた。

名前を呼びながら現れた時も、真っ先に私の方へと駆け寄ってきてくれた。



―お前ら!!この子をいじめてたら承知しねぇぞ!?―



親みたいに、実の親よりも親父らしく、そう言って怒ってくれたのだった。