彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)





「ちくしょぉー!!どこにいるんだ、凛道蓮!?」




喜び損をさせられたところで周りを見わたす。

どいつもこいつも、遠巻きにして俺に近寄ろうとしない。

血圧が上がる思いで、部下達に言った。




「おい、なにを突っ立ってやがる!?働け――――――!!」


「ひや!?す、すみません、警部!」

「すぐに、検問をしま~!」



「そうじゃねぇ!!」



こうなってしまっては、検問をしても無駄だと思ったので命じた。



「こうなりゃ、山狩りだ!山狩り!」

「え!?山狩りですか、警部!?」

「検問、終わりですか!?」

「ボケっ!検問と山狩りを同時進行でするんだよっ!」



日の出前からヤマハ包囲してるので、逃げてるはずはない。

仮に、単車を捨てて逃げていたとしても、こっちは車のトランクやいすの下まで調べてる。

変そうもあり得ない。

桂してる一般市民にもご協力願ってまで、身ぐるみはがさせてもらってんだ!





「2手にわかれて、するんだよっ!!」




幸い、他県から応援をしっかり呼んでいる。

足りねぇことはねぇ!



「獣道さえ使ってないなら、まだ山の中でキャンプよろしくの持久戦のつもりだぞ、あいつら!?絶対に、間伐所に叩き込んでやるっ・・・・!!」



これからの作戦と、最終目標を口にして、近くにあったコーンを蹴飛ばす。




「あれだけ舐めた真似して、逃げれっと思うなよ!?クソガキがぁぁぁ――――――――!!」


「ひー!?フジバラ警部が!?」

「怒った!今度こそ、本気でキレてる・・・・」

「あのお怒りモードの時に、クマ倒したって噂本当かもな・・・」

「クワバラクワバラ・・・!」

「さすが、殺し屋のバラさん・・・・!」




〔★警部らしくない肩書だ★〕