彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)




殴ったガキ達は頭を押さえながらしゃがみこむ。

そして、涙目で俺を見上げながら言った。



「いってぇ~!暴力反対!つーか、おまわりさんが龍星軍だって、決めつけてきたんじゃないスかー!?」

「俺ら怖くて、おまわりさん達の言う通りにしたってのにさ~これ、Twitterでつぶやいてもよくねぇ~!?」

「うるっせぇ!どいつもこいつも!!」

「まぁまぁ、落ち着いてバラさん!」



そんな俺を見かねたのか、荒川が止めに入る。



「こいつらは、俺が連れてきますから~ほら、さっさと来い!タカ&トモ!」

「オニヤバでしょう~!?ひでーわ、これ!」

「国家権力パネェわ!訴えてやるぅ~」

「人のこと言えるか、お前ら!?こんなに車いじりやがって~免許の取り消しも覚悟しろよ!?」

「え!?うそうそうそっす!荒川さん、意地悪話っすよ!」

「やだなぁ~!そうですよ!世間では定着してるツンデレっす!荒川の旦那ぁ~!」

「それも含めて聞いてやる!来い!」

「「お手柔らかに~」」



ガミガミ怒る荒川に首根っこを掴まれ、引きずられていく2匹。

やっと静かになったと思っていれば・・・




「「フジバラの警部さーん!!」」




そいつらが、もう一度俺を見ながら言った。

今度は笑顔で。



「警部さんバイチャー!龍星軍見つけたら、写メって下さーい!」

「捕まえられたら教えて下さーい!凛道蓮君捕まえられればいいすけどねぇ~?ウケるー!!」


「お前らをウケる顔にしてやろうかぁ!!?」




〔★タカ&トモからの仕返し、フジバラのイライラがアップした★〕



「わ~怖い怖い!」

「退散っ!逃げて下さい、荒川さん!」



悪ガキの言葉に答えてやれば、奴らはからかいのこもったリアクションを取りやがった。



「あおるなタカ&トモ!すんません、バラさん!すぐ戻りますので~」

「さっさと行け―――――――!!」



ムカつくガキ2人を叱り、俺を気遣いながら連れて行く荒川の姿にさえイライラした。




〔★世間はそれを八つ当たりと言う★〕