彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)





「おい!どこでどういう間違いしたんだよ!?」

「申し訳ありません、警部!それが~」

「りゅ、龍星軍の1人と走っていたので、仲間だと思いまして~」


「なに!?」

(一緒にいただと!?)



返ってきた弁解の言葉にギョッとする。

そう思いながら、チャラチャラしている走り屋の2人を見る。



「一緒にってオメーら!?まさか・・・・!?」


(こいつら、凛道の仲間か!?)


「「違うっスよ!」」



そんな俺の思いは裏切られた。



「本物かどうか、確認で声掛けしただけでーす!好奇心で、近寄っただけでーすっ!」

「その甲斐あって、マジもんだって確認できました~!生の凛道蓮君見れちゃいました~!」



テヘペロっと舌を出しながらお茶目ポーズをとるチャラオ2匹。

自然と増える俺の眉間のしわ。

それに気づかず、ヘラヘラとガキ共は語る。



「赤信号できちんと止まらなきゃダメだって言われちゃいました~あはははは!」

「リアル凛道さん、小動物みたいでさ~間近で見れてラッキーだったよなぁ~あはははは!」


「――――――――――――笑ってんじゃねぇ!!」


「「ひやっ!!?」」



「野次馬根性で龍星軍に群がってんじゃねぇーぞ、バッキャロー!!」


「うわ!警部がキレた~!」

「こわっ!」

「味方の立場だけど、恐ろしい・・・・」



〔★怒る警部、周囲はオロオロしている★〕




期待した返事じゃなかったこともあって、ついつい怒鳴りつけた。



「捕まえた方も捕まえた方だが、お前らも否定しろよっ!今夜の騒ぎに気づいてないわけないだろうが!?」

「え~?へへへ・・・だって、なぁー?」

「おう♪あの龍星軍と間違えられるとなー?」



俺の言葉に、ニヤニヤしながらガキ共はほざいた。

嬉しそうな顔で言う。




「「話題の龍星軍に似てるとか、ヤバくねぇ~!?」」

「ヤバいからこそ否定しろぉ―――――!!」



ガン!ゴン!



「「いったぁー!?」」




自慢げに言うバカ2人に、拳を落とした。




〔★フジバラの攻撃、タカ&トモに命中した★〕