彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)





謝るだけマシだと思いながら考える。

声を出して詫びているのは誰なのか?



(消去法で考えりゃぁ~詫びてるのは・・・・凛道と瑞希か?)



ガキ共の性格を考えれば、その2人が一番しっくりくるが・・・・



(なんか引っかかるな・・・・・)



あれだけ派手に抵抗したくせに、あっさりつかまるか?

これだけの警察相手に、逃げられないと観念するってのも・・・




(1人でも多く道連れにして~みてぇーな感じで、瑞希辺りは自爆しそうだが―――――?)




これだと、諦めが良すぎるだろう?




〔★捕まえたら捕まえたで、文句が多い★〕




こうまで、簡単に捕まるってのは、なんか裏があるんじゃ―――――――――


そこまで考えて、1つの可能性が浮かぶ。



(まさか・・・・他の奴逃がすために、囮になったのか?今と昔のダブル総長で責任取ろうってか!?)



気に入らない気持ちになり、歩く速度も速くなる。





「おい、オメーらどういうつもりだ!?」



気づけば、怒鳴りながら駆け寄っていた。



「あ、警部!」

「フジバラ警部!」



俺の声にあわせて、あいつらを囲んでいる部下が道をあえる。



(どういうつもりだ!?自首すれば、俺が見逃してやるとでも思ったのか!?)




警察舐めてんのか!?

大人なめてんのか!?



(この俺をなめてんのかっ!?)



―おじさん―




「凛道!瑞希!テメーら一体―――――――――――!?」




目に移ったガキ共に向けて言った。






「誰だぁ―――――――――――――!!!?」


「「へっへっへっ~」」





そこにいたのは、小動物ではなく、派手なチャラオだった。




〔★聞いた話と違っていた★〕