彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)





「大丈夫か?ウサギみてぇーになってんぞ?そこまでひどくなかった気がしたが・・・」

「ええ!後からダメージがくるタイプの煙だったみたいっすよ!ロクでもないですね、初代メンバーは!?」




いまいましそうに答え、こちらへ向かってくる動きはウサギよりも早い。

そして、俺の目の前へ来るなり言った。



「自分よりも、バラさんが大変でしょう!?最初の煙はもちろん、2度目のクラッシュで、岩倉がポケットに入れて持ってた『Wii u』が飛び出して顔面にぶつかったじゃないですか!?」

「ちょっと鼻字が出ただけだ。」



さっそく、自分よりも他人の心配をする部下。



「それだけじゃないでしょう!?」



流すつもりで言えば、真剣な顔で言われた。




「そのあと砕けた部品が降り注いで、狙い撃ち状態にもなったでしょう!?」

「まるで、パチンコの玉みてーな気分だったぜ。」

「どちらかと言うと、バラさんはパチンコ台でしょう!?」

「景品くれ、荒川。」

「ないっすよ!」




冗談で手を伸ばしながら言えば、その手を叩かれた。



「自分は監禁マシーンじゃないっすよ!?って、あ!?バラさん、手!」

「あん?」



払った手をつかみながら荒川が嘆く。



「よく見れば手も、傷だらけじゃないですか?ばんそうこう、使いますか!?」

「なんでお前、物持ちが良いんだよ?」

「念のためっすよ。紙もバッサバサで・・・・・・あ?岩倉が探してたボタン部分、頭についてますよ?」

「いてててて!優しく取ってくれ!」

「これで痛がるなら、病院行って下さい!あなたも、目が真っ赤ですよ!?」

「ちゃんと医者には見せて、洗ったからいいんだよ!デカしてれば、こんな傷ぐれーよくつくるだろうが?」




〔★傷のでき方に問題がある★〕