彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)





「みなさんの解説はわかりました!つまり、おまわりさん達が僕らを捕まえるために張っている検問なんですね!?」

「凛、正解。よくできました~」

「嬉しいですが・・・あまり嬉しくない正解ですよ・・・!?」



(私達を捕まえるため、怪我も覚悟で通せんぼすると言うのね!?)



からかいながら言う瑞希お兄ちゃんを愛しいと思いながら思う。



(日本の警察、ぬるいとかテレビで言ってるけど、意外と頑張るのね。)



自分の体で単車を止めようとするとか、そんな無茶な話、初めて聞いた。



(でも、相手の狙いがわかってるなら、回避しやすいわ!)



そんな思いで言った。




「全員、引き返しましょう!」

「凛。」

「初集会で、初の刑事事件を起こすわけにはいきません!なんとか、別のルートで~」

「無理よぉ~」

「モニカちゃん!?」



私の言葉に、一番同意してくれそうな人が否定する。



「凛ちゃんの気持ちわかるけど、引き返せないわ。」

「わかりました!ケツ持ちは僕らが引き受けますので~」

「優しいのねぇ~でも、そういう意味でモニカちゃんは言ったんじゃないのよねぇ~・・・!ほらあれ!」

「え?どれ?」

「後ろからきてるの、パトカーに似てない?」



ファンファンファン!!



(似てないって・・・・?)



「本物ですよ!?」



〔★オリジナル車両だった★〕




「似てるじゃなくて、完全にオリジナルじゃないですか!?やだな、どうしよう!また、おじさんが乗ってるの!?」

「大丈夫だ、凛!よく見ろ!あれは他県のパトカーだ!」

「え?あ・・・言われてみれば・・・」



瑞希お兄ちゃんの言葉で、目を凝らす。

彼の言う通り、お隣の件の名前が車体のボディーに刻まれていた。




「よかったー!それじゃあ、おじさんはいないね!?」

「かと言って、良かったと言い切れる状況ではないけどな~凛?」



ファンファンファンファンファーン!



「エンジン止めろガキ共!!」



「ピンチには変わりないぜ、凛総長?」

「は!?そうでした!どうしよう・・・」




〔★安心するのは早かった★〕