彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)





「すごい、烈司さん!どうしてわかったんですか!?すごいですよ!」

「よしよし、そうだろう、凛たん?瑞希よりいいよなぁ~?」

「なんだとコラ、テメー!?」

「わはははは!!喧嘩なら俺様も混ぜてくれ!!」

「ちょっと、うるさいわよ!これからお話するってのに~!もしもし、イオリン!?今どこ?え?なに?」

「モニカちゃん、獅子島さんは無事でー」


「あ。」



私が言い切る前に、再び烈司さんが声を漏らす




「どうしました?また電話の予言ですか?今度は、誰の電話が鳴るんです!?」

「俺の職場は違うだろうな・・・開店前には早すぎる。」

「わはははは!そうなると、俺様へのキャバ嬢の営業電話かー?」

「いやいやいや。電話は、違うから!」



そんな瑞希お兄ちゃんと百鬼の返事を否定すると、私を診ながら烈司さんは言った。



「俺、うっかりしたわ、凛たん。」

「うっかり??」

「オメーのうっかりって、烈司・・・」

「わはははは!」



聞き返せば、渋い顔で言った。



「トラブルのお知らせだ。」

「はあ!?本当なの、イオリン!?旧道に!?」



気の抜けた烈司さんの声と、荒々しいモニカちゃんの声が重なる。

そして、その後の言葉が一致した。







「「警察の検問がある・・・・」」


「止まりなさーい!」



ウウー!ウウウウー!!





その声に合わせて、前方がまぶしくなった。

目に映ったのは、今夜見慣れてしまった制服。




「おまわりさん!?」




見れば、止まったパトカーと人間が道をふさいでいる。

それだけではない。



「あれって、白バイ!?道の真ん中に立つなんて危ないじゃないですか!?」

「わざとしてんだろう。」

「わざと!?」



言ったのは瑞希お兄ちゃん。




「俺らを通さないための人間の壁だ。」

「そうそう。無理やり突破しないための肉の壁ねぇ~」

「うっかり単車でひっかけて、ひいたりでもした逮捕だからな。」

「俺様なら弾き飛ばせるぜ~わはははは!」

「みんな、百鬼さんみたいにはしませんよ!」




〔★わかりやすい説明だった★〕