彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)





呆れる思いで、百鬼と瑞希お兄ちゃんのやり取りを見ていれば、ポンと肩を叩かれた。




「さぁーてと、煙の補給もできたし~行こうぜ、凛たん?」

「烈司さん。」

「次は俺のケツに乗るんだろう?おいで、おいで♪」


(そういえば、そんな約束したような~)


「何言ってんの、れーちゃん!ここはレディーファーストでしょう!?」

「モニカちゃん?」




それで、コンパクトを閉じながらモニカちゃんが怒る。




「この調子じゃ、この次にこうやって止まる機会ないんじゃない!?だったら、あたしに凛ちゃん譲ってよ~!」

「走ってみねぇーとわかんねぇーだろう、モニカ?順番守れよ?」

「いいえ、わかってるんでしょう、れーちゃんは!?いつもだったら、次もチャンスがあると思えば、交代してくれるじゃない!そうじゃない時は、今みたいにお断りしてくるでしょうー!?」

「え!?・・・・そうなんですか、烈司さん?」




恐る恐る聞けば、口元のバンダナを直しながら烈司さんは笑う。




「うんうん。それも含めて話すから、まずは俺の後ろに乗るか?凛たん?」

「誤魔化してんじゃないわよこの野郎―!?」

「・・・・・・・・ないんですね。」




〔★凛は何かを見抜いた★〕




「烈司さんも・・・・獅子島さんみたいに、実は警察無線を聞けるんですか?」

「いいや?俺の場合は、ちょっと勘が鋭いんだよ~♪ほれ、乗りな。」



そう言って、私の腕を優しく掴む烈司さん。




「え!?あ、あの・・・・?」

「させない!凛ちゃんはあたしの後ろに乗るのよ!」



それに反発するように、きつく私の手を握るモニカちゃん。




「ええ!?えーっと・・・」

「順番は俺が先だろう、モニカ?わがまま女は、男に嫌われるぞ?」

「なんですってー!?やるき!?」

「やるのかよ、オメー?」


「わはははは!つーことで、あいつらのバトルを邪魔しねーためにも、俺様のケツに乗ってな~凛助~!?」

「あああ!?百鬼さーん!?」



そこへ、私の頭部を掴みながら嬉しそうに言う百鬼。




〔★それぞれの性格がわかる扱い方だった★〕