彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)





「わはははは!凛助が王子ー!?白馬の王子様が、お化けにビビるかぁ~!?泣いちゃうか~!?わっはっはっはっ!」

「な、泣いてませんよ、百鬼さん!びっくりしただけです!」

「そうそう。日焼け止めの冷たさにビビったんだろう、凛たんは?」

「だろうな!そういや、凛・・・・・聞いてなかったけど、お前、お化けは好きだっけ?」

「うっ。」




瑞希お兄ちゃんの言葉に、声が詰まる。

返事に困ったけど―――――




「あ・・・あんまり好きじゃないです・・・」




正直に話した。

手の甲に、日焼け止めを塗りながらのカミングアウト。




(というか、怖いの苦手だもん。)




だから、ホラー映画は絶対に見ない。

そう言ったら、闇夜で約3名の目が光った気がした。



「凛たーん、総長が怖がりはよくないなー?俺がホラー映画見て強くなるかー?」

「わはははははは!これは俺が先輩から聞いた話でー!聞くと呪われる話をしてやろう!!聞きなれれば、度胸つくぞ~!」

「お黙り、喧嘩馬鹿!恐怖心がなくなれば、お化けも平気になるわ!ということで、夢の国のお化け屋敷に行きましょう!デート、デート♪」

「何の嫌がらせですか!?」

「やめろ、オメーら!!」



怯えて瑞希お兄ちゃんにしがみつけば、牙を見せながら彼は言ってくれた。



「凛を怖がらせた遊ぶんじゃねぇ!仮に化けもんが出てきても、俺がブッ飛ばす!!」

「瑞希お兄ちゃん・・・!!」

「だれにでも、苦手なもんはあるからな?」

「おにいちゃーん♪」



優しく言う瑞希お兄ちゃんを見て思う。




(今なら甘えても怒られない・・・・♪)




抱き付いても怒られない。

だから、ギュッとくっつく。




「よしよし、怖がらなくていいからな。」


(思った通り・・・・引き離されない。)




逆に、頭を撫でてくれてる。




〔★確信犯だった★〕