彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)






愛らしい顔でさわやかに言った後、楽しそうに瑞希お兄ちゃんは語る。



「本当によぉ~あの時よりも、すっかり男らしくなってよー!約束通り、強い男になってくれて、俺も嬉しいぜ、凛!」」

「そ、そんな!滅相もない!」

「照れるなよ!あとは・・・その謙虚すぎる性格を直さねぇとな~『頭』を務めるとなると、もっとビシッと気合い入れなきゃな?」


「そ、そうですね~頭になるなら・・・え?」




頭?ん??





「そうだぜ!オメーになら、俺の跡目を継がせてもいい!しっかり精進しろよ!?」


「・・・・・・・・・・・・うん?」






鼻歌交じりに言われ、違和感を覚える。






(頭?跡目?)



よく見ない話。



あれ?




なにかが・・・





(・・・・おかしくない?)






ここにきて、何度目かで感じる違和感。

かみ合わない話。







(なにかが・・・おかしい・・・!?)



「おかしいだろう!?」








そう思った気持ちを、別の誰かが代弁してくれていた。






「瑞希!本気で、その子に引き継ぎをする気か!?」






言ったのは、眼鏡のお兄さんだった。