彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)





「今のは日焼け止めよ~ん!明日は日差し強いって言うから、お日様のぼる前にぬっちゃおうと思ってね~?」

「ジェルタイプでしょう、それ!?」

「ピンポーン♪はい、動かないで~ぬったげるから~!」

「い、いいです!いいです!いりません!首に触らないで!」


(首に塗られたら、『のどぼとけ』がないってバレちゃう!男の子じゃないとわかってしまう!)




〔★凛は必死に抵抗した★〕




「自分で塗るので、貸して下さい!」

「やーん♪そう言うってことは~さては、首が感じやすいんでしょう~!?モニカちゃんに弱いところ教えちゃいなさいよー!」

「断じて違います!やーめーてーぇ!」

「ああん♪照れちゃう凛ちゃんも、かーわーいーいー!」




〔★嫌がる凛に、モニカは興奮している★〕




「いい加減にしろ、モニカ!日焼け止めぐれー、自分で塗らせてやれ!」

「瑞希お兄ちゃーん!」

「あん!いけずー!」




危ないところで、瑞希お兄ちゃんが助けてくれた。

モニカちゃんから日焼け止めを奪って、私の手に渡す。




「ほら、凛!ぬっちまいな!」

「は、はい!」




そう言われ、いそいそと布で覆われていない部分をケアする私。

その様子を、バイクにまたがった状態で見てくる皆さん。



「あーあ!せっかく、オラオラ系の凛ちゃんだったのに~みーちゃんのせいで、ロリータ王子に戻ったぁ~」

「なんだモニカ?プリティー王子の凛たんが好きだったんじゃなかったのかよ~?」

「好きに決まってんでしょう!?TPOの話よ!ヤンキーの時は、オラオラ系でもいいと思ったの!まぁ、あたし的には少女漫画の王子様みたいに、凛ちゃんを育てる予定だけどね~」


(少女漫画の王子って・・・・)




〔★勝手な予定を立てられていた★〕