彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)





「1号は運転に集中してくれ!アイテムは、俺が投げる!」

「旗まで投げんなよ、総長!」

「大丈夫。俺達の命だから、絶対に守る!」

「へっ・・・・その意気だ!」




目と目で笑いあう。

瑞樹お兄ちゃんから視線を離すと、短く叫んだ。




ブロロッロ!

バルバルバールン!

パッパッパラララ!




作戦通り、モニカちゃんと百鬼は右と左へ位置につく。

私と瑞希お兄ちゃんは2人よりスピードを落として後ろに下がる。




「なんだあれ!?故障か!?」

「いや、ケツ持ちを変わったんだろう!?」

「二ケツのくせに舐めやがって!」

「これなら捕まえられるぞ!」




「――――――――――おあいにく様。」




自身を持った白バイの皆さんへ、俺は告げる。





「おやすみっ!!」




夜のあいさつ。




「わはははは!オラー!」

「そーれん!」

(―――――――――――えいっ!!)




投げた。

結構な数があった黒いまるを、おまわりさん達へと投げた。

ポロポロとこぼれた球体は地面に落ちる。





―――――――――――――ズガアーン!!!

ドド――――――――ン!!

ドンドン!

パパパーン!!


「「「「「「うぎゃあああああああああああああああああああ!!?」」」」」」



「えぇえ――――――――――――――!!?」





途端に、火柱が上がった。

打ち上げ花火よりも光ってる。




「なっ・・・・!?」

「なんだあれ!?」

「やだーん・・・」

「わはははは!!」




驚く私達の前で、黒い球は煙を出しながら輝く。



パンパンパンパーン!



「ひー!?は、花火か!?」

「ぎゃー!その割には、連発で燃え続けて・・・うお!背中に入った!」

「燃える燃える!あちー!」



ボーン、ドーン、ボボーン!



「な・・・にあれ!?なんですか!?」




予想外の展開に呆然とする。

そんな私に、白バイの1人が怒鳴ってきた。




「コラークソガキ!なんだこれは!?」

「え!?僕もわかりません!なんですか!?」

「質問に質問で返すな!わからないものを投げやが――――――――」



ドドーン!


「ぎゃあああああ!?」

「あ・・・」




私を怒っていた警官の側で、黒いまるがはじけ飛ぶ。

その動きを見て気づく。