彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)





「3号、5号、上がって来い!俺の両隣に戻れ!」

「凛ちゃん!?」

「わはははは!俺らにケツ持ち終了しろってか~!?」

「凛!3号達はケツ持ちしてんだぞ!?そんなことすりゃあ、白パトに囲まれるぞ!」

「そうはならない!そうならないために・・・・作戦を決行するから・・・!」


「なに?」




首ごと振り返る瑞希お兄ちゃんに告げる。




「袋の中身を全員で投げる!それでミッション完了だ!」




本当にそれでいいのかわからないけど、そうするしかないと思った。




「わかった。」




私の訴えに、瑞希お兄ちゃんが短く言った。







「凛に命、預けた。」

「っ―――――!?」






これは子供の遊び。

暴走ごっこは、子供のお遊び。

そんな気持ちが少しだけあったけど。







「――――――――――確かに。お前の命、俺がもらった。」





経った今、消し去った。





「来い!3号、5号!ケリつけんぞ!」




生意気に、ふてぶてしく言えば、後ろの2人の目の色が変わる。




「あらあら、強気なご指名ね?でも、そういうところも好きよん?」

「わはははははは!今行くぜ!」





バルバルバー!

パララララ―!





そう言うやいなや、ケツ持ちの妨害行為をやめて一気に加速する。

私達の両脇にそれぞれ横付けした。




「おい!逃げたぞ!」

「邪魔が終わった!これで近づけるぞ!」

「旗を持ってるガキを必ず捕まえろ!」



後ろで叫ぶおまわりさん達。

自分の身の危険を感じながら、みんなに言った。




「これ持って!俺が合図したら、白パトのいる地面に投げてくれ!」

「白パトじゃないのか、凛?」

「説明書には、足元と合った!おそらくは、目つぶしの道具だ!」

「へぇ~イオリンにしちゃあ、ぬるいやり方ね。」

「わはははははは!つまらねぇーが、俺様のコントロールをしっかり見とけ、凛助!」

「わかった!十分に、目くらましが行くように、間隔をあけて走ってくれ!」

「OK♪」

「わははははは!」

「1号!サツ達は、俺狙いだからスピード落してくれ!」

「エサになるのか?」

「そうだ!3号と5号は、俺達から離れて先に走ってくれ!さっきと逆にする!以上だ!」


「「「了解!」」」


「頼んだぞ!!」




話し合いを済ませると、袋の中身を均等に分ける。

3等分。