彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)





「え!?なんですか、その反応の差は!?」

「凛・・・よりによって、そのチョイスか?」

「凛ちゃん・・・泳げない子に、50メートル層に出ろって言ってるようなものよ、それは~」

「ええ!?僕が受け取った時、特に反対しませんでしたよね!?」

「いや、まさか『使う』って言い出すとは思わなくてな~」




私の問いに、苦笑いする瑞希お兄ちゃん。




「伊織の用意するものは、えげつない上に、証拠の残らないものが多いからな・・・」

「そうそう!イオリン、頭が良い分、知能犯よね~?手口も残酷だし・・・」

「プライドたけーから、ハンパなことしねぇもんなぁ~!おかげで、暴れられる!凛助に渡したアイテムもきっと~わははははは!楽しみだぜ!」

「全然、楽しそうに聞こえませんが!?」




〔★ロクでもない事実だった★〕




(冗談じゃない!そんな危険物だったなんて!)




困った時に使えと言うので、使おうとしたけど!

そんなことを聞いたら、これは使用不可よ!




「あの、やっぱり使うのは―――――――!」

「凛の気持ちはよくわかった。」




私が作戦変更を伝える前に、瑞希お兄ちゃんが言った。




「凛がそこまで言うなら・・・・俺は付き合うぜ?」

「はい?」

「伊織の危険性を知ったうえで、それにかけるっていう凛の意気込み、しっかり受け取った!思い切って使え!」

「キャッチしないでください!!考え直しますからっ!!」

「大丈夫よ、凛ちゃん!みーちゃんだけじゃない・・・・あたしも参加するわ。女子は群れるのが好きだからね?」

「群れないで!この作戦は、なかったことに―――――――」

「わはははは!みんなですれば怖くないってかー!?派手にいくぞ、凛助ぇ!?」


「いや~~~~~!待ってっ!キャンセルさせて――――――――――!」




〔★誰も凛の話を聞いていない★〕