彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)





「減らず口叩いてんじゃねぇーぞ、凛道!4号さん・・・・頼みます・・・・!」

「フン・・・・ひねくれ者め。お前ら全員、しっかり俺についてこい。」

「イエッサー!4号さん!凛道君、気をつけてね!」

「凛道さん、今度飲もうぜ~!」

「凛に酒は早ぇぞ、トモオ先輩!」

「カンナ保護者かよ?恋する乙女かと思ったけど~」

「ええ!?カンナに恋愛とかやめろよっ、秀!」




そう言って騒ぐ声がどんどん小さくなっていく。




「4号!」




そんな中、遠ざかる集団に向かって瑞希お兄ちゃんが叫ぶ。




「ガキ共頼んだぞ!早く戻って来いよ!」




瑞希お兄ちゃんの問いかけに、サングラスをずらす獅子島さん。

そして細めた目で私達を見ながら言った。





「言われんでもそうする。お前は総長の心配だけしておけ、1号。」




そう言ってサングラスをかけなおす4号さん。




フォンフォンフォンフォォォォーン!!





こうして獅子島さんの誘導の元、爆裂弾も走り屋も離脱した。




「円城寺君・・・・」

「気になるか?」





その姿が見えなくなった時、瑞希お兄ちゃんが言った。




「顔に書いてるぞ?大河のことが、気になるって?」

「ええ・・・・」




瑞希お兄ちゃんに問いにうなずきながら私は言った。




「円城寺君の捕まるな発言・・・・・・・カンナさんとセリフがダブッてたじゃないですか?同じ単語のリピートは、精神の乱れを表しています。それゆえ、事故らなければいいと気になって、気になって・・・」

「そんなこと考えてたの、お前!?」

「?そうですよ?瑞希お兄ちゃん、心配じゃないんですか?」

「いや、心配だけど、そっちの心配なのか、凛!?気にする点がずれ取るぞ!?」

「そうですか?」




聞き返せば、眉を八の字にした顔で振り向かれた。

そういうコミカルな顔も愛しいと思ったので、私の恋愛は本気だと再確認できた。




〔★瑞希も本気で驚いている★〕