彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)





「タカオさん、トモキさん!」

「は、はい!?なんすか!?」

「なんでございましょう・・・!?」


「爆裂弾と一緒に脱出してください!車なんでで、なにかと面倒だと思いますけど、俺が何とかしますからっ!」

「「わ、わかりましたー!!」」




ケンカモードのままに怒鳴れば、なぜか敬礼して返事をしてくれたタカ&トモ。

話がまとまったところで、別の話をまとめるために正面を向く。





「お聞きの通りです、黒子ファイブの皆さん。」





目だけで、ミラー越しで、私を見ている方々にお願いする。





「デビュー早々(そうそう)、みなさんに借りを作りますが、白バイ止め―――――」

「なにすればいい?」




言い切る前に、即答に近い声が上がる。




「1号さ・・・」

「俺は何をすればいい、4代目?」




後ろから前は見えない。

代わりに、ミラーへ視線を移せば、鏡の中で瑞希お兄ちゃんが笑ってる。




(・・・・やっぱり笑っていた。)




そう思っていたら、間をおかずに横から声がした。





「なーんでも、お申し付けください、総長。」

「凛ちゃん総長、あたしになんでも命じてね~」

「さっさと指示を出せ、4代目が。」

「わははははは!よぉ、お頭!なにすりゃいい!?」


「みんな・・・・」




胸がジーンとくる。

私のわがままに、みんな付き合うと言ってくれてる。

警察相手に、こんな・・・・!




「遠慮なく言えよ。俺ら凛のSPで、しもべ・・・・。漢らしく、強気に言ってくれよ。優しすぎっから。」

「――――――――――はい。」




瑞希お兄ちゃんの後押しもあり、私は思い切った。