彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)




敵と対峙する時みたいな顔で、瑞希お兄ちゃんは円城寺君に言った。




「凛道蓮は、1人で旗揚げ集会が出来てた。けど・・・群がってくるバカが多くてな。1人で旗持ち運転させるのもかわいそうだからってことで、俺らが派遣されたわけ。」

「・・・・可哀想だぁ!?」



瑞希お兄ちゃんの言葉に、ピクリと眉を動かす円城寺君。



「それだと初代達は、凛道を甘やかしてるってことじゃないスか?瑞希さんに言った方がいいですよ。龍星軍の頭張るのが、今からそれじゃあ困るって・・・ねぇ、1号さん?」

「別に、喧嘩三昧で抗争するために凛を頭にしたわけじゃないってのが、真田瑞希とその他の考えだ。本人が聞けば、余計なお世話って言うだろうな。」

「なんっ・・・!?」

「まだ、文句あるか?」




ニラむ円城寺君に、冷たく言い放つ瑞希お兄ちゃん。

ピリピリとした空気が漂う。

しかしそれは、2人の間でのみの話。




「もしかして・・・・自分達と走ってくれなかったくせに、凛たんとは走ってる瑞希に似た黒子1号を見て、円城寺が怒って追いかけてきたってことかな?秀君よ?」

「はあ・・・・そんな感じです、れ・・・2号さん。」

「あたしは、面白そうだし、凛が心配だったから来ただけっすよ?」

「おほほ!優しいのね、カンナちゃん?でも、凛ちゃんはあげなーい!」

「お前の物ではなかろうが、3号。そうなると、円城寺以外は野次馬か?」

「そうとも言います!俺らも一緒に走っていいでしょう!?」

「わはははははは!」


「なごむなよ、オメーら!」

「円城寺君がピリピリしすぎなんだよ?」




〔★外野はマイペースだった★〕