「見たところ、指揮してるのは悪のゴレンジャーみたいですし、保護して補導する程度で良い気がします。」
「チームを２、３個つぶした奴に、温情かけんな！」
「ですが！ヤンキーらしくないですから・・・」
「だまされるな、バッキャロー！」
〔★若い刑事は、寝返りかけている★〕
「敵に情を感じてんじゃねぇぞ、岩倉この野郎！オメーも含めて、龍星軍共々、全員アホだっ！」
「おじさーん！その言い方、パワハラですよ！大事にしないと、訴えられますよ～」
「そうなんだよ！わかってるじゃないか、坊や！」
「コラぁー！？」
「コラコラ、凛。」
〔★敵対する二人に共鳴が起きている★〕
「何が～～～～～～わかってるだ！！？岩倉、この大馬鹿野郎の愚か者がっ！！！」
ゴン！
「痛たぁ！？」
「凛も、さりげなく、ポリとわかり合わなくていいからな？」
ツン♪
「えへ！ごめんなさーい！」
私と岩倉のやり取りに、おじさんは岩倉をグーで叩き、瑞希お兄ちゃんは私のほっぺをプニッと押して怒る。
これに岩倉と言う若い刑事が、キッと私をニラミながら叫んだ。
「なにあれ！？凛道蓮の方が、僕より待遇良いんですけど！？フジバラさん！？」
「馬鹿か！公務員がヤンキーを羨ましがるな！これだから、ゆとり世代はー」
「落ち着いて、バラさん！岩倉もやめろ！」
「荒川先輩！どう思います！？また僕が悪いんですか！？何か差別を感じますー！」
「荒川！あめぇこと抜かすな！なめられるぞ！？」
「だーかーらー！叱り方は人それぞれでしょう！？」
〔★警察同士で意見がわかれた★〕
「こうしてみても、１号は甘いな～あれで、めっ！ていうお仕置きになってるのかねぇー？」
「よく言うわね～れーちゃんだって、どうせ叩かないでしょう？あたしも絶対、凛ちゃんは叩かないわよぉ～？」
「俺は叩く。必要なしつけならば当然だ。」
「わはははははは！ケンカ最高！！」
〔★元ヤン同士でも意見がわかれた★〕
