彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)





嫌な予感はした。



「そのまま止まれば、大正解なんだけどよぉ~?」



そう言って、烈司がカラーボールを投げてきた時。



「あたしからも、おまわりさんにプレゼントぉ♪」



モニカがバルサンを放りこんできた時。




「クーリングオフ不可なので、ご注意を。」




伊織が爆竹ロケットを発射した時。




(またやられた・・・・!!)




黒子ファイブとほざいていたが、やはり悪のゴレンジャー。




「悪ガキ度は現役じゃねぇか!?」

「うう・・・バラさん、怪我ないですか・・・!?」




凹んだパトカーを叩けば、ヨロヨロと運転席から這い出てきた部下が言う。

それに俺も答えた。




「荒川!オメーこそ、生きてるか!?」

「おかげさまで・・・ゲホゲホ!うーバルサンで、喉と目が痛いですわ。」

「まったくだ!あのガキ共め~!このままで済ませてたまるか!」




やられたらやり返す。

倍返しが俺の信条。




「とにかく、他の奴らに連絡します!車を回してもらわないと、俺もバラさんも~」


ファンファンファンファン!




荒川がそう言いかけた時、聞きなれたサイレンが響く。




「あ!?」

「へへ!運が良いぜ、まったく!」




近づいてくる数台のパトカー。

あいつが、遅れてやってきた。




「フジワラさん!荒川先輩!大丈夫ですか!?」




そう言って、パトカーの助手席から顔を出したのは岩倉。

現場経験がないエリート坊主だ。




「コラガキ!俺の名前はフジバラだ!」

「あ、すみま・・・・って、そんなこと言ってる場合じゃないでしょう!?」

「警部!」

「バラさん!?」

「大丈夫ですか!?」




そう言いながら、あいつは、部下達はパトカーごと俺達の方へ近寄ってくる。

これに俺と荒川も駆け寄った。