彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)





「お兄ちゃん!あんなにパトカーに横付けして・・・・お2人は大丈夫でしょうか!?」

「大丈夫だ。烈司ほどまでとはいかねぇーけど、単車の扱いには慣れてる。」


「おほほほほほ!その通りよ、凛ちゃん!」



こちらの会話が聞こえていたのか、ご機嫌でモニカちゃんは笑う。



「あたしの心配ありがとー!愛すべきは可愛い凛ちゃん、4代目ね~!」

「その4代目のためにも、世代交代せねばならん。ということで、これを機会に大人しくしたらどうだ、フジバラ警部?」


「モニカ!?伊織もお前~!?調子に乗りやがって!」


「調子じゃなくってぇ~」

「警告だ。」




可愛く、淡々と、言ったかと思えば、カチッと言う音が2人からした。




「はーい、あたしからも、おまわりさんにプレゼントぉ♪」




そう言うとモニカちゃんは、スイッチの入ったバルサンを投げた。



ポーン!

プシュー!



「パトカーの中に投げ入れた!?」



運転席から、パトカーの中へとストライクで入れた。



プシュ、プシュー!!


「わー!!?」

「このオカマ!!」



それは荒川の膝の上を転がり、室内を白く染めた。



「ぎゃああああああああ!?」

「め、目に染みるっ・・・!」




〔★続・良い子は真似してはいけない★〕




元々、開けっ放しのパトカーの窓から、煙があふれ出る。




「ぐああ!?どこだ!?バルサン!?」

「バラさん!そっち!奥へ行きました!」

「オメーは、運転に集中してろ、荒川!つーか、後ろの窓も開け・・・ゴホゴホ!」

「すみ・・・ゲホゲホ!うえぇー!?ゲェエエエ!」


(かわいそう・・・・)




後ろの修羅場に、少しだけ同情的になる。




「取扱書にも、バルサンをセットしたら速攻で家から避難しなければいけないというのに・・・その危険品を人間にパスしちゃっていいんですか・・・!?」

「正確には、パトカーへセットしただぞ~凛?」

「和やかに言わないでくださいよ、お兄ちゃんてば!はっ!?まさか――――――!?」




ここまでの流れだと、カラーボールをパトカーに投げ、バルサンをパトカーの中に入れた。




「じゃあ、花火もパトカーに・・・・!?」




投げ入れる?




(空へ打ち上げじゃなくて・・・・!?)




〔★知ってはいけない使い方だった★〕