彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)





武器でも出すのかと思っていたが・・・・



「スーパーボールと缶詰とスプレー缶と箱?」



出てきたのは、統一感のまったく3品。





「いいや、あれはカラーボールとバルサンと花火だ。」

「お兄ちゃん!?」





私の言葉を瑞希お兄ちゃんが修正した時。





「「「バイバーイ♪」」」





彼ら3人は、再三度、声を合わせて言った。

そして、それぞれが手にしていた物を動かした。




「ほい!」

ポーン、ポーン!




最初は烈司さん。

野球ボールサイズのボールを後ろへ投げた。

2球続けて。





「「あっ!?」」




それを見ていた私とおじさんの声が重なる。



パーン!!ベチャ!!



「あああああああ!?」

「ボールが、つぶれちゃった!?」




途端に、フロントガラスは七色へと染まる。

それで気が付く。




「目つぶしのために、投げたの!?」

「凛、正解。そういうこと。」




〔★良い子は真似してはいけない★〕




私の解答に瑞希お兄ちゃんがOKマークを出せば、後ろの方でおじさんの罵声が上がる。




「れ、烈司テメー!?」

「く!?しかも、最新型のタイプですよ、バラさん!?」




窓からかを出しながら、運転している荒川という人が言う。




ギーキーキキ―!




ブレーキを踏んで、速度を落とした。




「はははは!荒川君、正解。そのまま止まれば、大正解なんだけどよぉ~?」

「こんのぉ~!ふざけるなよ、宗方!!」

「なめんじゃねぇぞ、烈司!!」




茶化す烈司さんに、荒川はもちろん、おじさんも烈司さんをニラミながら言う。




「オイ烈司!どこでパクってきた!?お前らに防犯アイテムは不要だろう!?」


「あらまぁ~人聞きが悪いわね~バラさんはぁ~?」

「正規ルートで購入したので、ご心配なく。」


「う!?お前ら!?」




それに答えたのは、烈司さん以外の2人。




「3号さん、4号さん!」

(モニカちゃん、獅子島さん!)



パトカーの両側に張り付いていたオネェさんとお兄さんだった。

烈司さんのおかげで、左右にジグザグ運転している車の左右に、ピッタリと2人のバイクが張り付いていた。

その左右で口々に言う。