彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)





「へぇ~・・・皇助は、一発お見舞いしてるわけか~?」

「あたし達は『まだ』やられっぱなしなのにねぇー」

「それはいかんな。」



「みなさん?」




一瞬、モニカちゃんと獅子島さんと烈司さんの顔が邪悪になった気がした。



ヴォン!

バル!

フォン!



そう感じた直後、私の周りにいた彼らが離れる。



「2号さん、3号さん、4号さん!?」



そのまま速度を落とすと、パトカーへと近づく。



「何の真似だ、お前ら!?」



威嚇するおじさんを無視して、前と左右の位置について、取り囲んでしまった。



「おい!なにを企んでやがる・・・・!?」



警戒しながら聞くおじさんに、烈司さん達は答える。



「いやいや♪企むなんてそんな・・・・・お礼をしようと思ってよ~」

「お礼だと、烈司!?」


「そうよん♪よくも、あたしと凛ちゃんを離れ離れにしてくれたわねぇー!?」

「離れ離れだと、モニカ!?」


「恥をかかせおって・・・・覚悟するのは貴様らだ・・・・!」

「伊織っ、貴様~!?」



3人の言葉で、おじさんの顔じゅうの血管が浮き上がる。

それを見ながら、烈司さん達は声をそろえて言った。





「「「謝るなら今のうちだぞ?」」」




ニヤリと、意地の悪い顔で忠告した。

もちろん、これにおじさんは従うはずがない。




「~~~~ざけんな!しなかったら、どうしようってんだ!?」



「「「こうする♪」」」




拒否したおじさんに、3人は薄くて黒い手袋をはめながら言った。




シャキン!

ジャキン!

ジャジャン!



同時に、それぞれが手に何かを持った。





「え!?あれはー・・・・・!?」





彼らが手にしたものを見て、一気に緊張が解けた。