彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)





「どーよ!?戻って来ただろう!?わはははははは!」

「そ、そうですね!あまり当たってほしくない予言ですが・・・」

「わはははははは!ほれほれ来たぞ!」

「凛、油断するなよ。」

「はい、1号さん!」



「逃がさんぞ!絶対に~」

「わははははははははは!凛助~来たぞ!」

「わかってますよ、5号さん。」

「わははははははははははははは!戻って来たぞ、凛助~!?」

「だから!警察が来てるのはわかって~!?」


「俺様がいつ、誰がサツの話したって~!?」


「え?」




突然、笑い声が止まる。




「戻って来たぞ。」

「も・・・5号さん・・・・?」



そう語る百鬼は、笑っていなかった。




「凛道!瑞希を無職にしたくなけりゃ、止まりやがれ!」





おかげで、おじさんの声がよく響く。





「ガキ共!いい加減にしやがれ!ここで素直に捕ま――――――――――!」

「捕まえさせねぇ。」



ヴォーン、ヴォ―ン!!





「え!?」





おじさん以外の声が響く。

聞き覚えのあるエンジン音。




「わははははははは!お出ましたぞ、凛助~!!」



ズザザザザザザ!!



「なに!?」

「お前は!?」




パトカーの側を横切る単車。

その操縦者を見て、おじさんも荒川という人も顔をしかめる。

街中の路地から出てきたそのバイクは、綺麗なフォームで私達とパトカーの間に入り込んだ。

相手の顔を見た瞬間、安堵で叫んでいた。




「烈司さん!」


「やぁ~と、追いついたぜ、凛たん?あと、俺の名前は2号さん。」

「すみません、2号さん!よくご無事で・・・!」

「待ちくたびれたぞ、れ・・・2号!」

「わははははははは!俺様のいないところで楽しんだな、2号!」

「オメーらはともかく、凛たんが捕まってなくて、裏号さんはほっとしたぜ~」

「2号さん・・・」


「なにが2号だ!?」




再会を喜び合う私達に、無粋な怒鳴り声がかかる。

言ったのは、フジバラのおじさん。

キツい目つきで、烈司さんを見ながら叫んだ。