彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)





「ちょっと5号さん!?帰って来たのは、味方じゃなくて敵ですよ!?」

「わははははははは!聞いたか、1号!?」

「おう!サツを敵とみなせるようになったとは・・・一歩成長だな、凛!?」

「なんでそうなるんですか!?」




〔★凛はレベルアップした★〕




「上等だクソガキ!俺もオメーを敵とみなす!」

「おじさん!?」



私達の会話が聞こえていたのか、狭くなった窓から体を出しながらフジバラさんは言う。



「皇助の無茶振りには慣れっこだ!あれぐれーで壊れるほど、やわな車には乗ってない!」

「すごいですね、警察車両!?」

「そうだろう~!?独房の中もすごいぞ、凛道蓮!今すぐ叩き込んでやる!」

「そればっかりですね、おじさん!?」

「そのために、お前との追いかけっこに戻ってきたんだよ!」

「帰ってください!」



〔★おかえり願いたかった★〕




ファンファンファンファン!!


「待てコラ!止まれ!」

「チ!しつけーな、バラさんは!」

「わははははははは!おかげで楽しいな!」

「楽しくありません!」




しつこい警察に瑞希お兄ちゃんは顔をしかめ、百鬼は笑い、私は困る。




(やだなにこの人、めちゃくちゃ執念深いんだけどー!?)




どうすることもできず、壊れたパトカーを引き連れて道を走る。



バウウウン!

ボォオオオオオオッォオン!


ファンファンファンファン!



「おい、見ろよあれ!」

「龍星軍か!?」

「ケツにパトカーつけてんぞ!?」

「え!?でも、あのパトカーボロボロじゃん!?」



私達が走ってるのを知っているらしいがやラリーの前を通過する。




「蓮くーん!」

「4代目、頑張れ!」

「ポリに負けんな~!」

「ねぇ、一緒にいた人たち誰!?」

「増えてたよな~!?」

「爆裂弾じゃねぇーの?」

「写メれたよー!」

「カッコイイ、凛道君!」



のん気だね。


耳に届いた言葉の数々にそう思う。



(こっちはこんなに修羅場だってんのに!私は見世物じゃないのよ!?)




〔★残念だが、見世物だ★〕