彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)





「想定通りだな・・・・・バラさんが出撃してるぞ。」

「え!?」

「「「「バラさんが!?」」」」



それでゆるくなっていた空気が引きしまる。





(出撃って・・・・)




〔★戦艦のような例えだった★〕




「つまりおじさんが・・・出動してるってことですか?」

「そういうことだ。」



出撃発言を受けて確認すれば、イヤホンを触りながら獅子島さんが答える。




「予告通り、凛道を捕まえに来るのだろう。」

「え!?僕を!?」

「昼間、そう言ってるのを凛も聞いただろう?」

「1号さん。」

「くそっ!やっぱり、凛を狙って出てきたか・・・あの馬鹿親父・・・!」

「ねぇ~?やになっちゃうわよねぇ~?おじ様ったら、こんな時間までお仕事~?おヒマねぇー」

「おっさんも頑張るね~公務員は決まった高い給料もらえるのによぉ~まだ働くのかよ?」




想定通りという獅子島さんに、納得する瑞希お兄ちゃん達。

だから、余計にあせった。



「待ってください!」

「待てん。現実を受け入れろ、凛道。」

「そういう意味じゃないですよ、獅子島さん!?今、『想定通り』とか言いましたよね!?」

「4号と呼べ。それがどうした?」

「どうしたじゃないですよ、4号さん!それって、おじさんが僕を狙って、僕を探してるってことでしょう!?」

「それ以外あるか、凛道?」

「だから!皆さんも危ないじゃないですかっ!?」

「・・・・・・・『皆さん』?」


「凛?」

「凛たん。」

「凛ちゃん!?」




私の言葉に注目が集まる。




「だ、だってそうでしょう!?」




少し恥ずかしかったけど、言わなきゃいけないことなので言った。