彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)





「瑞希、伊織をからかうなよ~可哀想だぜー?」

「2号さん!?」

「おほほほ!ブラコンの地位は1号に譲ってあげるけど、シスコンの地位はあたしの物よ!」

「3号さん!?」




ニコニコ顔で言ってくるお二人。




(もしかして・・・私をかばってくれてる・・・?)


「黙れと言っているだろう、貴様ら!3号に関しては、下らん張り合いをするな!」

「おお、怖っ!〆専門の4号様がキレる前に、良い子良い子にちないとにゃー?」

「ねぇねぇ、4号ちゃん!黙れってどれぐらい~?」

「2号さん、かっちゃダメです!3号さん、そんな質問に答えるわけが~!」

「45秒だ。」

「答えるんですか!?」




〔★意外と律儀だった★〕




まさかの返事にツッコめば、グラサンを直しながら4号さんは言う。




「仕方なかろう・・・真面目に対応するのも疲れたからな。」

「そ、そうですか・・・」

「じゃあ、時間きっちりかどうか、あたし計るね~!」

「3号さん!?」

「おいおい、あおるような真似するなよ、3号!」

「3号が時計なら、俺心の中で数えよーと!」

「2号さんまで!?」

「やめてやれ、オメーら!」

「いいから黙れ、1号。1番だけに、一番やかましい。」

「はああ!?なんだと伊織!?俺はオメーのために~」

「お、お兄ちゃん!落ち着いて!呼び方も、4号ですよ!」

「わかってるじゃないか、凛道?愚兄もこれなら、安心だな~」

「テメー4号この野郎っ!!」


「ストップ―!!」

(やめてよぉ~!)




ぎゃあぎゃあ言いながら、口げんかする初代龍星軍メンバー。

ハラハラしながら見守る私。

最初は怖い顔つきだったけど、今は―――――――――






「瑞希、からかいやすいからさー」

「イオリン、性格最悪じゃな~い♪」

「貴様らに付き合うとこうなるんだ。」

「あはははは!大して変わらねぇーだろう~!?」




(なんか楽しいな、この人達・・・)




喧嘩してるのか、遊んでるのか。

じゃれ合いへと変わったやりとりが、すごく新鮮に見える。





(・・・・・・・・大事な友達同士だから、すぐに仲直りもできるのかな?)





そんな思いで、瑞希お兄ちゃん達を静観した45秒後。

眼鏡からサングラスに変えていた先輩が言った。