彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)





「そういえば4号さん、警察無線を――――――――!?」


(聞いていたんだった!)



口に出していえば、グラサンを直しながら獅子島さんは言う。



「そういうことだ、凛道。瑞希も、少し静かにしろ。」

「す、すみません、4号さん!」

「そーだった!悪いな、伊織。」

「まったく・・・手のかかる奴らだ・・・。特に凛道、今夜はお前が主役だ。特に忘れるんじゃないぞ?」

「すみません!心得ました・・・!」



素早く謝った後で、ふと思う。



(そういえば・・・・)



獅子島さんの指示を受け、口を閉ざす瑞希お兄ちゃん達の中で聞いた。



「4号さん・・・」

「しゃべるなと、言っただろう?」

「し、静かにします!しますが、その前に・・・・」

「なんだ?聞きたいことでもあるのか?」



威張るとは違う態度で、ジロッと私を見るグラサンの人。

彼の前を走ることにプレッシャーを感じつつも、ミラーの中に映る獅子島さんに向けて言った。



「あの、警察無線を聞くというのは、法律に違反したりしないんですか・・・?」

「法律?」

「え、ええ・・・あと、普通、警察無線の譲歩って、簡単には聞けるものなんですか?」


「聞けん。」



私の問いに、迷うことなく即答する獅子島さん。



「え?」



あまりの潔さに、頭がついてこない私。



「常識で考えて、聞けるわけがないだろう?犯罪捜査に関する情報もあるからな。国家の犬どもにバレた時のこちらのリスクを考えれば、危険すぎて聞けんだろう。おっと!今のは、わざと言ったわけではない。勘違いするなよ?」

「そう言う問題じゃないですよ!なに落ち着き払って言ってんですか!?だめじゃないですか!?やっぱり、法律違反でしょう!?」

「そうなるな。」




〔★良い子は真似してはいけません★〕