彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)




「きゃははっは!そうそう!イオリン、漫談好きよね~さすがご隠居様っ!」

「ぶっはははは!だから、落ち着きがあって頼もしいんだよなぁ~!?年寄りくせー!」

「3号、2号、貴様ら・・・!」



〔★モニカと烈司の挑発、伊織から黒煙が上がっている★〕




「2号、3号よ・・・その発言、俺に喧嘩を売っていると判断していいのだな・・・!?」

「ちょ、やめてください、獅子島さん!今、走行中!」

「おもしれ~やれるもんならやってみろ、4号さんよ!」

「賛成~!凛ちゃんとのおしゃべりを邪魔したお返しをして、ア・ゲ・ル!」


「ええ!?ちょっとお二人さん!?」




獅子島さんの発言を受け、烈司さんとモニカちゃんの目の色も変わる。



「凛たんの前でカッコつけやがってよ~天邪鬼!恥かかせてやろうか~?」

「凛ちゃんを馬鹿馬鹿言うアンタが、馬鹿なのよ~!?」

「やめてください!僕は気にしてないので、あおらないで!!」

「ほぅ・・・知能が低い人間の本気とやらが、おがめるということか?」

「「あんだとぉ?」」


「4号さんも!お二人以上に、あおらないでっ!」




〔★どっちもどっちだった★〕




「無知が・・・!」

「ああん!?」

「んだ、コラ?」


「やめてくださいよ、みなさん!」




そうお願いしてみるが、やめそうにない。

本気か冗談かわからない顔でニラミあう三人。




「やめろオメーら!」




どうしようと思ったら背後から声がした。



「凛の言うとおりだぞ!つまんねぇーこと、すんな!」

「瑞希お兄ちゃん!?」



頼もしくて、可愛くて、かっこよくて、大好きな方。

彼らの頭でもある瑞希お兄ちゃん。

見かねたリーダーが、みんなを止める。



「瑞希。」

「みーちゃん!」

「・・・瑞希。」



「凛を困らせてんじゃねぇーぞ!」



それで聞く耳を持つみなさん。



「2号、3号!今のはオメーらが悪い!4号に謝れ!」


「1号さん・・・。」

(瑞希お兄ちゃん・・・!)




ビシッと言う頼もしいお姿。



「はあ!?伊織が悪いだろう!?」

「そうよ!あたし達の方がひどいこと言われてるじゃないのー!?」


「2対1は、ズリーだろうが?」


「「うっ。」」




〔★烈司とモニカから抗議、瑞希は切り捨てた★〕