彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)




あまりのことにプルプル震えていれば、なだめるように瑞希お兄ちゃんが抱き寄せてくれた。



「あははは。これぐれーでビビんなよ、凛?あの筋肉馬鹿が・・・・凛が見てるからって、かっこつけすぎだろう~?」

「か、かっこつけ・・・・?」


(どこが!?)


「いやいや。凛たんがいるのに、手加減して、単車から体が吹き飛ぶようにしてバイクごと投げれた皇助が偉いぜ。あ、間違えた。5号だ。」

「手加減・・・・!?」


(本当にどこが!?)




〔★凛は何か言いたそうにしている★〕




(同じ光景を見ていたはずなのに、なんでこんなに温度差があるの!?)




人間技とは思えない百鬼にもびっくりしたけど、瑞希お兄ちゃんと烈司さんの発言にも驚かされる。

ただし、びっくり発言をしたのは彼らだけじゃない。



「あらーん?よく飛んだじゃな~い?殺すんじゃないわよ~皇す・・・じゃなくて、5号―!!」

「馬鹿者。殺すぐらいの見せしめをせんと、最近の若者は懲りんぞ、3号。あれでは手ぬるい。もっと強く行け、5号!」



少し離れた場所から、百鬼の行いを甘いと評価するモニカちゃんと獅子島さん。




(ええ!?後押しする方向なの!?)




残っている暴走族達をぼこりながら、さらっというオネェさんと眼鏡さん。

そろいもそろって、百鬼に対して優しいことを言う瑞希お兄ちゃん達。

これに当の本人はというと――――――――



「わはははははは!わはははははは!!わはははははは!!」



ご満悦で笑っていた。




〔★いつもより、よけいに笑っている★〕