彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)





「わかってるならいい。俺は続きに戻る。」

「はい、お気をつけて~」

「コラコラコラ!勝手に終わらせるなー!」




片手を上げて言う獅子島さんに、敬礼する私。

その横で、照れ顔の瑞希お兄ちゃんが怒るけど気にならない。

逆に気になるのは・・・・



「さあ、バトルロイヤル再開と行こう。」


「ひぃいい!?勘弁してくれ!」

「誰がアンタと戦うか、獅子島伊織!」


「無礼な。黒子4号だ。」


「バレバレなんだよ!あんた、ゴレンジャーのブルーだろう!?」

「『あなた様』と言わんやつに、答える義理はない。」

「くっ!?あなた様が・・・・龍星軍の元副総長でしょう!?」


「俺は黒子4号だ。」


ガシ!

ゴキゴキ!


「ぎゃああああああああああああ!!?」

「様付けしたのに、襲った!?」


「凛道蓮の龍星軍にケンカを売る輩は、すべて俺のおもちゃ・・・いや、敵だ。」


「おもちゃって言った!?こいつ、言い伝え通りじゃんか!?」

「逃げろ!」

「助けてくれ~!!」


(うわぁー・・・・)





視界のはしで、獅子島さんから逃げていく暴走族達。




(やっぱり、獅子島さんは怒らせない方がいいのねぇ~・・・)


「4号め・・・・あんなにグダグダ言ってたくせに、ノリノリじゃんか。」

「え!?あれでノリノリなんですか?」

「ノリノリだな~あいつに比べれば、可愛いもんだけど。」

「あいつ?」


「わはははははははははは!!」




聞き返したら、タイミングよく、割れるような笑い声が響いた。




「わっはっはっはっはっ!!」


(ああ・・・・・・・・あの声は・・・・・・)




喧嘩大好き男、百鬼皇助さんでしょう。

あまり見たくなかったけど、彼がノリノリになるとどうなるか、確認するために見た。