彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)




「まぁ、凛なら巻き込まれちゃってる気はしてたんだ。けどな~大げさにし過ぎたおかげで、サツも出動してるぞ?」

「ええ!?あいつらを捕まえてくれるんですか!?」


「「何で俺らだけだ!?」」




飛翔連合と堕裏亞を指さしながら聞けば、貝原と大野からツッコミの様な返事が返って来た。



「ふざけんなよ!オメーもパクられる側だろう、凛道蓮!?」

「そうだ!貴様こそ、ポリ公に捕まってしまえ!!」

「え?君らの方が悪人でしょう?性犯罪未遂犯?」

「「うっ!?」」



私の言葉に、バツが悪そうに顔をゆがめる2人。





「君達だけじゃない!ここにいる全員、煉獄のOBもみーんな!最低最悪のくそやろうだっ!」

「「「「「くっ!?」」」」」




突きつけた事実、言い返せなくてすべてのヤンキーの表情が変わる。

後ろめたさを見せてはいたが―――――――



「ば、馬鹿言ってんじゃねぇーぞ!」

「調子に乗ってんなよ、凛道蓮!」

「テメーが不利なのは変わりねぇーんだぞ!?」


「あ。」



そう言いながら、改めて私を包囲するヤンキー達。

いや、私じゃなかった。




「黒子ファイブだか何だか知らねぇーけど、凛道の味方をするなら俺らの敵だ!」

「てか、正体バレバレだろう!?だっせーんだよ!」

「伝説の最強ヤンキーなんざ、くそくらえだ!」

「全員まとめてストリップさせてやる!」


「お前ら5人も殺す!!」



私の側にいる瑞希お兄ちゃん達ごと、包囲しながら言ってきた。




(ヤバい!いくら瑞希お兄ちゃん達が強いとはいっても、100人近くいるのに・・・!)




助けに来てもらったのに、これじゃあ共倒れになっちゃうかも・・・・!?




「瑞希お・・・じゃなくて、みなさん!」




どうしようと、答えを求めて彼らを呼ぶ。

瑞希お兄ちゃんを見る。

これに瑞希お兄ちゃん達は――――――――




「30だな。」

「え?」




ニヤリと笑ってから数字をつぶやく。




「さんじゅう・・・?」

「おう。」




首をかしげて聞く私の頭を、ヨシヨシと撫でながら瑞希お兄ちゃんは微笑む。