私が天国状態の一方で、周りのヤンキー達は地獄にでもいるような顔で叫ぶ。
「おいおい、ちょっと待てよ!お兄ちゃんって!?」
「この流れだと、黒の特服野郎達の正体は――――――――――!?」
私達を見ていた大野&貝原が、なにかに気づいたようにうわずった声をあげる。
周囲も騒がしくなる。
そんな状況下で瑞希お兄ちゃんは言った。
「その通り!」
一言言って、不敵に笑いながら瑞希お兄ちゃんは告げた。
「俺達は、龍星軍4代目総長・凛道蓮専属の影の軍団だ!」
「「「「ええ!?」」」」
(か、影の軍団!?)
〔★周囲の考えに反する名乗りだった★〕
なにそれ!?
そんな部門があるの!?
(てか、聞いてませんけど!?)
〔★凛も初耳だった★〕
瑞希お兄ちゃんの腕の中で驚いていれば、同じように驚いているOBの1人が叫ぶ。
「影の軍団って!?え!?軍団!?お前らが!?どう見ても、お前ら5人は、正代龍星軍の――――――――――――!?」
「そうだ!俺は影の軍団所属の黒子1号!」
「同じく、2号~」
「可愛い3号―♪」
「いろいろ〆専門の4号だ。」
「わははははは!いけいけゴーゴーの5号!!」
敵の質問にノリノリの口調で、瑞希お兄ちゃん、烈司さん、モニカちゃん、獅子島さん、百鬼の順で答える。
そして彼らは最後に言った。
「「「「「5人そろって、黒子ファイブ!ただいま参上っ!!」」」」」
「え・・・・・?」
「「「「ええええええええええええええ!!?」」」」
決めポーズをしながら言う瑞希お兄ちゃん達に・・・・本気でどうしよう、と思う。
それは敵も同じで、全員大口開けて仲良く固まっている。
なぜ、瑞希お兄ちゃん達がそんなことを言うのかわからない。
テレビの戦隊ものみたいにしているのかわからない。
そういえば、『悪のゴレンジャー』って言われていたっけ?
どちらにしても―――――――
(・・・・・・・私を助けに・・・・・・来てくれたんだよね・・・・・?)
そう思うことで、瑞希お兄ちゃん達の行動を、自分を納得させた。
〔★すごい救援部隊だった★〕


