彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)





「1対大勢でも卑怯なのによ~OB引っ張ってきてんじゃねぇーぞ?」

「大体、カツアゲしようって根性が最悪よねぇ~お仕置きしちゃうから、覚悟おし!」

「安心しろ。エゲツナイ画像がとりたいと言うなら、こちらでキッチリ撮影してアップしてやろう・・・・貴様らの無様な姿をな・・・!?」

「わははっはははっはっはは!!喧嘩解禁だな~!?ケンカし放題!!よくやった、4代目!!」


「・・・・・・・・・・・え?」

(嘘でしょう?)





確認しなくてもわかる。

瑞希お兄ちゃんと同じように、真っ黒の特攻服でマスクをつけていてもわかった。





(烈司さん、モニカちゃん、獅子島さん、百鬼・・・さん?)





初代龍星軍の先輩達だった。




「むぐぐー!?」

(なんで、瑞希お兄ちゃんだけじゃなくて、烈司さん達まで・・・!?)




彼らの登場に困惑したのは、私だけじゃなかった。

あせった様子で貝原と大野が叫ぶ。




「な、なにもんだ、オメーらは!?」

「凛道の知り合いか!?」



「「「「「見ての通りだ!!」」」」」


(はい!?)





戸惑う男子2人に、瑞希お兄ちゃん達は声をそろえて答える。

そして、伸びている赤龍会の面々の上を通過して・・・あるいは踏みつけて、私と瑞希お兄ちゃんの側にやってくる4人の先輩。




「大丈夫、凛ちゃん!?」

「凛たん、生きてるか?」

「まぁまぁだったぞ、凛道。」

「わははははは!り~ん~す~け~!」


「むぐぐぐ!?」

(ええええええ!?なに?なに?なんなの!?)




私の頭やほっぺたをペタペタ触りながら・・・・・安全確認をする4人。

これに、私の肩を抱き、口をふさいでいた人が文句を言う。



「こら、オメーら!そんなに凛に触るな!」

「何言ってんだよ~オメーの方が、凛たんにべったりだろう?」

「そーよ!せめて、お口から手をお放し!」

「うるせ!わーてるよ!」



烈司さんとモニカちゃんのおかげで、私の口から手を離す瑞希お兄ちゃん。



「ぷはっ。」



それで呼吸が楽になった。