彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)





「「「うおおおおお!」」」


「げっ!?」

(しまった!私が自分で、バトルロイヤルをスタートさせちゃった!?)




一瞬、どうしようか迷ったけど―――――――――――





「凛道蓮死ね―――――――――!!」

「――――――――――――だが、断る!」



(なんにもしなかったら、エッチなことされてしまうっ!)





ポールを握って、大きくスイングした。




パコーン!


「「「ぎゃぅ!?」」」




ポールが数人に命中して倒れるが、




「けっ!痛くねーぜ!」

「あれ!?なんで・・・!?」

「布部分があたってんだコラ!」

「わかったか――――――――――!?」

「――――――――わかりました。」



ドス、ドス!!


「ぐっ!」

「べっ!」




ポールを持ちなおし、布がついている先端で1人の喉を突いてから、反対側にいた一人のみぞおちを持ち手の方の先で突いた。



「なっ!?戦国武将か、あいつは!?」

「そうなんです、本田さん!」

「族の命の旗を槍代わりにしてんすよぉ~」


「武将気取りか、クソガキ~~~!!?」

「別に、意識してやってるわけじゃないです。」




〔★これも成り行きである★〕




バイクの下敷き状態で言う本田に、煉獄のメンバーが告げ口する。




「あいつ、ゾッキーの命である旗を武器にして、俺らを攻撃してきたんすよ!」

「邪道ですよ、邪道!」

「チッ!トンファーを使うんじゃねぇーのかよ!?」



(使いたいけど、使えないの!)




両方のポケットには、改造型のトンファーが収納されてる。




(でも、旗を片手に、トンファーは使いにくい!片方だけでも使ってみるべき!?使ったことないけど!?)



「大人しくしろ、凛ど―――――!」

「はっ!」


ドスン!




寄ってくる敵を、槍代わりにした旗で追い払う。




「はあっ!はっ!はあっ!」



ドス!

「うっ!?」


ドス!

「くっ!?」


ドスドス!

「うわ!?」



可能な限り、最小限の動きで、ゾッキー達を突き倒していくけど・・・・




「オラ、どうした!凛道!?」

「スタミナ切れか!?」

「・・・・!」


くそっ!そうですよっ!


(おかげで、数が減らないわ・・・・!)




30人は突き倒してる。

だけど、今までのように上手くいかない。

その理由は、スタミナだけじゃない。




(やはり・・・・・・・・布部分でついても、ダメージを与えられないのね・・・)




ポールを握りしめながら思う。

私が使っている武器が、私を不利にしていた。