「うん、ありがとう……でも魔法少女って何? あと、地面に座ってたら汚れちゃうよ」

私がそう言うと、球磨ちゃんは立ち上がった。

「……そうクマね。 説明が必要クマ」

球磨ちゃんはゆっくり話し始めた。

「魔法少女……は、魔力を持つ子がなれる……えっと……そういうのクマ」

私は頷きながら話を聞いていた。

「最初は……人助けだとか……そういうのを、魔力を使ってしたり……だったクマ。
でも、最近は……私怨でいろいろする人達がいて……
それをどうにかするのが、魔法少女だクマ……」


……現実とは思えない話だと思った。
でも、私を信頼して話してくれた話だから、本当だと思った。