「……正確には、魔法少女の素質がある人、だフィー」

妖精のフィーナが、クマのポシェットから顔をだしたクマ。

「そうなのクマ?」

「そうフィ」

ネズミのぬいぐるみのような体を揺らして、フィーナは言ったクマ。

「……仲間、できるといいフィね」

「……クマ」

空は、夕日が煌めいて、クマ達を照らしていたクマ。