「……はい、教室、入りましたクマ」

クマは戸を開けて教室に一歩足を踏み入れたんだクマ。

「あ……えっと、黒板の前まで来てくれる? あ、ドアは閉めて……」

先生はクマに話しかけたクマ。

クマはそれに従ったクマ。

「来ましたクマ」

黒板の前まで歩いて、机の人達の方を向いたクマ。

そしたら。

感じたんだ……魔力を、クマ。