あたしがなにを言おうか考えていたら急にしゃべらなくなったあたしを怪しく思ったのか土方が眉間にしわをよせていた
きっと痺れを切らしてなにか聞いてくるだろう
『…おい、自分のことをしゃべれねぇっていうことはなんかやましいことがあるからなんじゃないのか?』
ほら、きたよ←
『いや、それはないでだろ。あたしは氷の中にいたんだぞ?それは土方もみただろ』
(あの副長が押されてる…)
沖田以外のみんながドンマイとでもいいたげな顔で土方をみていた
沖田はというと…ニヤニヤしてる←
絶対あれざまぁって思ってるよね、あれ
まぁ、あたしも思ったけど←
『うっ…じゃあ、さっさとなのりやがれ!』
視線に耐えられなくなった土方が逆ギレしてきた
ここまでひっぱっといて記憶がないですとはいいづらいな…(ひっぱったあたしが悪いんだけど)←
『ちっ…………ぃ…ょ…』
『あぁ?聞こえねーよ』
聞こえるか聞こえないかぐらいの声で言ってやった
なんで地獄耳のくせにききとれねぇんだよ!
『あぁ!もう!記憶がないんだよ!』
