新撰組と氷の子


((がんばれ、平助…))

その場にいた何人かがそう思ったのは言うまでもない

『ん?あ、あぁ、俺たちの自己紹介はすんだ次はお前の番、だ…ってお前どこいくんだよ』


うっ…、やっぱりこのまま『はい、さよなら』っていうわけにはいかないのか


『いや、帰ろうかなーっと思って………たんですけど、やっぱやめます、すいません』


ものすごく睨まれた…

『そもそも、おまえどこに帰るつもりでいんだよ』


あ…

そうだった…


『えっとー……木の下…?とか?』


『はぁ…』