俺のクラスの吉田さん


……ん?
ちょっと待て。
庇って?


俺はチラリと吉田さんを見る。

俺を庇い助けてくれた吉田さんは無傷。
うん、ごく普通。

そして続いて俺の前に止まる車。


「……潰れてる。」


それはもう見事に前が潰れている。
そして運転手は泡をふいて気絶している。

これってもしかして、
もしかしなくてもヤバイんじゃなかろうか。