どうしようか、
本当にどうしようか。

てか何で俺は吉田さんをつけている?

電柱の影に隠れながら、俺は今更そんな事を思った。


吉田さんは変わらず俺の前をテクテクと歩いている。

てゆうか、つけてんのバレたらそれこそおしまいだ。


まずドン引きされるし、クラスでは近付く事すら、いや、見ることすら…


『何』

「あ」


あれ何これ。
普通に俺の前に吉田さんがいる。

嬉し…とか言ってる場合じゃねぇぇぇ!