…今かなりピンチな現実に引き戻される 「やっっば!!!!」 降りなきゃ…!! 「………は?」 ヤンキー野郎はまだ今の状況に 頭がついていってないみたい… だけど!! もうその人なんてお構いなしに 降車口へと走って定期券を見せて 「ありがとうございましたっ!!」 と、言って慌てて降りようとする…… ーーが、一歩階段に踏み出した瞬間… ズリッッ 「………へっ」 鈍い音とともに、身体が中に浮いた…