ドクン……ドクン……… お、落ち着け私… こわくないこわくないこわくない… すぅっ…と、息をすって 胸の奥から溢れる恐怖心を押さえ込む 身体を近づけて 肩を軽く揺らしてみると、 「……ん」と、相手は軽く呻いて顔をあげた… まだ意識が朦朧としているのか、 ぼーっと私を見つめる。 そのとき…________