「・・・いた」 公園に着くと、前に抱きしめられたベンチに座ってスマホをいじっているあいつがいた。 って、なんであたし抱きしめられたこと思い出して動悸が早くなってるの!? なんか、恥ずかしくてあいつの顔見れないかも・・・ そんな思いを払拭するかのように、頭をブンブンと振り回してあいつの元へ足を進めた。 すると、あたしに気づいたのかスマホをしまうと、「よっ」と右手をあげた。