そこには、あいつとあいつのファンがいた。 「これってお前らだよな?」 あ、あの紙・・・。 いつもあたしに対する誹謗中傷が書かれている紙をあいつがファンの目の前でヒラヒラさせている。 「・・・っちがいます、」 「ふーん。・・・じゃぁさ、これ見てもそういうこと言えるの?」 紙をくしゃりと潰してスマホを差し出した瞬間、ファンの顔色が変わった。