「すずちゃん、おはよー! 昨日松本に言えたよ!」 翌朝、学校に行くと下駄箱で上履きに履き替えているすずちゃんがいた。 「よかったね。テンション高すぎだけど・・・」 「“あとは任せろ”って言ってくれたの! それでね、なんか分かんないけど、全身熱くなったの。病気かな?」 あ、昨日のこと思い出してまた熱くなってきちゃった。 でも、任せろってなにをやってくれるんだろう・・・ 「病気って・・・、って聖恋!あたしたちの教室じゃない?」 すずちゃんの指差す方向を見てあたしは目を見開いた。