「痛い、腕抜ける」



「あ、ごめん」



「次、どっち? 右、左、まっすぐ?」



「左! で、すぐ家!」



再び歩き出したあたしたち。



むかつくけど、一緒にいると・・・



「・・・楽しいかも」



「なんか、言った?」



「ううん、言ってない!」



本人に言える日がきたらいいなー、なんてふと思った。